エアコンクリーニングは何年に一回?業者の「年1回」を信じると損する話

主婦

エアコンクリーニングって何年に一回やればいいの?ネットで調べると「年1回」って書いてあるけど、本当かしら?

りょうた

正直に言わせてください。「年1回」は業者にとって都合のいい営業トークです。実際の最適な頻度は、エアコンの使い方や設置場所によって全然違いますよ。

お客様から本当によく聞かれるこの質問。ネットで検索すると「年1回が目安」という回答ばかり出てきますが、現場で何百台もエアコンを見てきた経験から言うと、全部のエアコンに「年1回」を当てはめるのはお金の無駄遣いです。

📝 この記事でわかること

  • 「年1回」が業者の営業トークである理由
  • 汚れやすいエアコン・汚れにくいエアコンの違い
  • 頻度より確実な「クリーニングが必要なサイン」5つ
  • クリーニング頻度を半分に下げるプロのコツ

結論からお伝えすると、リビングのエアコンは1〜2年に1回、寝室や子供部屋は3〜4年に1回が現場目線の正解です。あなたの家のエアコンがどちらに当てはまるか、この記事でわかるように解説します。

りょうた(鈴木亮多)
この記事の筆者
りょうた(鈴木 亮多)
株式会社アーク 代表取締役社長
エアコンクリーニング歴12年・現役プロ
年間500件以上の現場で得たリアルな声を、忖度なしでブログ発信中。
目次

「年1回」は業者の営業トークです

ネットで「エアコンクリーニング 頻度」と検索すると、どの記事も判で押したように「年1回が目安」と書いています。

でも考えてみてください。年1回クリーニングしてもらえたら、業者としては毎年安定した売上になりますよね。つまり「年1回」は、業者にとって都合のいい数字なんです。

実際の現場で見ていると、エアコンの汚れ方は1台1台まったく違います。1年でカビだらけになるエアコンもあれば、3年経ってもほとんど汚れていないエアコンもあります。

大事なのは「何年に一回」という決まった頻度ではなく、自分のエアコンの使い方と状態を見て判断することです。

汚れやすいエアコン・汚れにくいエアコンの違い

では、どんなエアコンが汚れやすいのか。現場で何百台も見てきた経験から、はっきりした傾向があります。

設置場所・条件汚れやすさクリーニング頻度の目安
リビング汚れやすい1〜2年に1回
キッチンに近いエアコン特に汚れやすい1〜2年に1回
ペットのいる部屋特に汚れやすい1年に1回
洗濯物を部屋干しする部屋特にカビやすい1年に1回
寝室・子供部屋汚れにくい3〜4年に1回

汚れやすいのは、リビングのエアコンです。家族が長時間過ごす場所なので稼働時間が長く、人の出入りで舞い上がるホコリや衣類の繊維くず、料理の油煙をたくさん吸い込みます。ペットを飼っているご家庭はさらに汚れが早いです。こういうエアコンは1〜2年に1回のクリーニングが妥当です。

一方で汚れにくいのは、寝室や子供部屋のエアコンです。使うのは夜だけ、しかも夏の数ヶ月だけという場合は、3〜4年に1回でも十分なケースが多いです。

キッチンに近い場所のエアコンは特に注意です。油煙を吸い込むと、ホコリが粘着質になってカビと一体化し、通常の汚れより落としにくくなります。

そして意外な盲点が、洗濯物を部屋干しする部屋のエアコンです。部屋干しで上がった湿気をエアコンが吸い込むため、内部が常に湿った状態になり、カビが繁殖しやすくなります。除湿目的でエアコンを使いながら部屋干しするご家庭は、特にカビの進行が早いです。

ペットを飼っているご家庭の汚れ方については、ペット別のクリーニング頻度の記事で詳しく解説しています。

プロが教える「クリーニングが必要なサイン」4つ

頻度で機械的に決めるよりも、以下のサインが出たらクリーニングを検討してください。こちらの方が確実です。

クリーニングが必要な4つのサイン

  1. 110〜15分運転しても臭いが消えない
  2. 2ルーバー(風向きの羽)に黒いポツポツが見える
  3. 3風量が弱くなったと感じる
  4. 4エアコンを使うと咳やくしゃみが出る

1つ目の臭いは「時間」がポイントです。つけた瞬間のこもった臭いはどのエアコンでも出るので心配いりません。10〜15分運転しても臭いが消えない場合は、内部にカビが繁殖しているサインです。カビ臭の原因と対処法は、エアコンがカビ臭い原因の記事で詳しく解説しています。

2つ目は、ルーバー(吹き出し口についている風向きを変える羽)に黒いポツポツが見えたら、それはカビです。実際の現場写真がこちらです。

エアコンのルーバーに黒いポツポツとしたカビの斑点が付着した現場写真
ルーバーの黒いポツポツがこれ。見えたら内部はもっとカビています

ルーバーの表面は拭けば綺麗になりますが、ポツポツが見えた時点で、手の届かない内部にはもっとカビが広がっています。黒い粒がポロポロ落ちてくる場合はエアコンから黒い粒が落ちてくる原因もご覧ください。

3つ目の風量低下は、内部にホコリが詰まって風の通り道が狭くなっている可能性があります。実際に風量が落ちたエアコンの内部がこちらです。

ホコリで目詰まりしたエアコンのアルミフィン(熱交換器)の現場写真
アルミフィン(熱交換器)がホコリでびっしり。空気の通り道が塞がれています
ホコリとカビが詰まったエアコンのシロッコファン(送風ファン)の現場写真
風を送り出すファンにも汚れがぎっしり。これでは風量が落ちて当然です

4つ目の咳やくしゃみは、カビの胞子を吸い込んでいるかもしれません。

この4つのうち1つでも当てはまったら、頻度に関係なくクリーニングのタイミングです。

クリーニング頻度を下げるコツ

プロとしては、クリーニング頻度を下げるための工夫もお伝えしておきたいです。業者の売上は減りますが、正直に書きます。

頻度を半分にできる3つの習慣

  1. 1冷房を使った後は30分〜1時間の送風運転で内部を乾燥
  2. 2フィルター掃除を2週間に1回続ける
  3. 3使わない時期も月1回は送風運転で空気を入れ替え

冷房を使った後の送風運転は、内部の結露を乾燥させるだけでカビの繁殖速度がかなり違います。フィルター掃除は、エアコン内部に入り込むホコリの量を激減させます。やり方はエアコンフィルターの掃除方法をご覧ください。

この3つを習慣にすれば、クリーニング頻度を半分にできる可能性があります。

まとめ:頻度より「サイン」で判断しよう

エアコンクリーニングの頻度に、全家庭共通の正解はありません。「年1回」という業者の営業トークを鵜呑みにせず、自分のエアコンの状態を見て判断してください。

この記事のまとめ

  • リビングは1〜2年に1回、寝室・子供部屋は3〜4年に1回が目安
  • カビ臭・黒い汚れ・風量低下などのサインが出たらその時が依頼時
  • 送風運転とフィルター掃除で頻度は大幅に下げられる

ちなみに、エアコン1台をクリーニングすると、これだけの汚れが出ます。

エアコンクリーニングで出た真っ黒な汚水が溜まったバケツ
エアコン1台分の汚水。見た目が綺麗なエアコンでもこれだけ出ます

「うちのエアコン、サインが出てるかも…」という方は、信頼できる業者に点検・クリーニングを頼みましょう。業者選びは、口コミ・料金・保証が明確な比較サイトの活用がおすすめです。

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業者選びで失敗したくない方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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そうじ屋のプロフィール

静岡県でクリニック・歯科向け清掃会社とエアコン清掃サービスを経営して12年。現場で培ったプロの知識と経験をもとに「本当に使えるお掃除情報」を発信しています。

6人の子どもを持つ父として、家族が安心して暮らせる清潔な住まいづくりにも日々向き合っています。「プロに頼む前に知っておきたいこと」をわかりやすくお伝えします。

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